• オーダーメイド臓器モデル

JA北海道厚生連 札幌厚生病院様 肝臓モデルの製作

▶ 概要


JA北海道厚生連 札幌厚生病院 副院長 医療技術部長の石津 寛之先生からのご依頼により、複数の生体データをもとに再現したオリジナルの肝臓モデルを製作しました。
当モデルは、肝臓がんの手術を受けられる患者さんに手術についてご説明する際や若手医師の教育にご使用いただいています。

▶ モデル製作時のポイント


CTデータだけではなくMRIデータも活用し、3Dデータを構築。
 データを複合的に活用することで、より精度の高いモデルの製作を可能にしました。

 各部位を区別しやすいよう、複数色を採用
 動脈は赤色、静脈は青色、門脈はピンク色、胆管は緑色、腫瘍は黄色としました。

脈管構造や腫瘍の位置を確認しやすいよう、肝臓実質は底面のみ表現
 使用する樹脂量が抑えられた結果、製作費の抑制にもつながりました。

▶ 先生のご評価


3Dモデルの製作にあたり、かなり細かい注文にも相談に乗っていただき、希望通りのものができました。患者様にモデルを用いて手術の説明をしていますが、実際の大きさの肝臓モデルであり、その大きさや内部の脈管解剖などを一目でわかっていただけるので重宝しています。