生体データ(DICOM)の
編集・3Dデータ作成のお手伝い

臓器モデルの製作で培った医用画像の編集技術と、モデリング技術を活かし、生体データの編集や3Dデータ化をお手伝いいたします。

CTやMRIなどで撮影された医用画像(DICOM)の扱いに長けたスタッフが、
ご提供いただくデータや資料などをもとに、ご要望に応じた3Dデータをスピーディーに作成いたします。

※DICOMとは、CTやMRIなどの画像診断装置から出力されるフォーマットです。

このようなお困りごとを解決いたします!

  • 臓器を任意の形状に
    変形させたい
    (肥大、狭窄など)
  • 3Dプリンターを
    活用するため、生体
    データからプリント
    可能な3Dデータを
    作成したい
  • 画像情報が
    不足している部位を
    補完した
    3Dデータがほしい
  • 生体データから
    必要な部位のみを
    抽出したい
  • 血管径や腫瘍の
    体積測定など、
    生体データを
    解析したい

メリット

  • 01

    コア業務に注力

    データ作成の工程を
    アウトソーシングするため、
    メインの業務に時間を費やせる

  • 02

    時間短縮

    経験豊富な専任スタッフが
    データ作成を行うため、
    スピーディーな3Dデータの納品が可能

  • 03

    高品質なデータ

    医療知識とものづくりの
    ノウハウがあり、
    ご要望に沿ったデータを的確に作成

対応パターン

パターン1|DICOMデータご提供の場合

専用のソフトウェアに取り込み、関心領域を抽出。
ノイズおよび不要な部位を除去し、表面をなだらかに処理した3Dデータを構築。

※閾値を調整し抽出したい部位の詳細データを取得します
※情報が不足している場合は、3Dデータ上で補完します

  1. ①DICOMデータを専用ソフトに読み込み、
    心臓と周辺組織を抽出

  2. ②関心領域となる心臓と血管系以外を削除

  3. ③抽出部位の表面をスムージングし、
    外観を調整

パターン2|3Dデータご提供の場合

ご要望をお伺いし、3Dモデリングを実施。
モデル製作が可能となるよう形状や厚み調整など細かなデータ編集も行います。
別々の3Dデータを融合させて新しい形状を作成することも可能です。

  1. ①部分的に欠落している状態のご提供データ

  2. ②欠落部の形状を補い、
    血管表面を
    スムージング

  3. ③別データから冠動脈を移植し、
    合成データを作成

パターン3|元データがない場合

DICOMデータや、その他データのご提供がない場合も、簡易イラストや解剖書をベースに、3Dデータを構築いたします。
動物臓器や実製品の3Dデータ化にも対応しております。

  • ①ブタの気管支を当社所有の工業用CT装置で撮影

    ②CTスキャンデータを3Dデータに変換

    ③不要部位を削除し、輪状軟骨を強調したデータを作成

  • ①CTデータでは抽出が困難な僧帽弁と、乳頭筋の位置関係を示した医師の手書きイラスト

    ②イラストとCTデータを基に僧帽弁の弁尖形状を再現

データ編集例

1CTでは撮像しきれなかった弁と腱索の形状を追加

  1. ①CTデータそのままを3Dデータ化

  2. ②CTでは撮像されなかった僧帽弁の弁尖と
    腱索を3Dデータで精密に作成

2冠動脈に狭窄を設け、病変データを作成

  1. ①正常な冠動脈のデータ

  2. ②冠動脈内腔に狭窄部を作成

3ご提供の大動脈解離データをアレンジし、
エントリー位置や解離形状が異なるデータを作成

  1. ①ご提供いただいたA型解離のCTデータを3Dデータ化

  2. ② ①の3Dデータを編集し、B型解離のデータを作成