Surgery Training Modelの開発秘話と
製品を通じて目指す医療現場の将来

この度2017年グッドデザイン賞を受賞したSurgery Training Modelについて、
開発者である山岸先生にお話ししていただきました。

Sugery Training Modelについて

ものづくりの苦労した点

大江

弊社はもともと工業系の試作品を製作する会社で、医療系の知識が全くないところからスタートしました。山岸先生とやりとりする中で専門用語や疾患の特徴等を勉強したのですが、技術的な面よりもむしろ医療的な面で苦労はしました。

心臓CTデータの加工作業における課題点

大江

基本的にCTデータには白黒の情報しかありません。「どこからどこまでが心臓である」といった情報は全く書かれておらず、どの程度X線を吸収するかと数値だけが頼りです。一通りデータを抽出したら山岸先生にチェックしていただきます。その都度データの過不足は指示していただけるので、医学的なポイントで戸惑うことはあまりありません。先生からの日々のアドバイスのお陰で医学的知識も随分増えたとおもいます。今では開発スタート時よりも少ないやりとりでデータ加工できるようになりました

対談の様子

Surgery Training Modelを実際に使用した医療現場の声

山岸先生

2年ほど前、学会の展示ブースの前で初めてSurgery Training Modelのデモンストレーションを行ったときは大好評でした。それを受け次の年以降、実際に人々に体験していただくために、Off the Job Trainingのような形式で私たちの指導の下モデルを用いて実際に模擬手術を行うといったイベントを2回行っています。
実際に各病院でも購入されて、病院内でOff the Job Trainingとして使用しているというお話も聞きます。これから学会ごとにこういったイベントを企画し、セミナーも開いて多くの人にこのモデルを知ってもらいたいと考えています。

医療業界からの評判や需要

山岸先生

需要は高いです。「次の症例は何ですか?」などのお言葉をいただきます。
大人の手術の場合は豚の心臓を用いるなどして手技の練習ができますが、子どもの心臓についてはそういうモデルがありませんでした。ですから小児心臓外科専用のトレーニングモデルは本当に画期的なことなのです。今までやりたくてもできなかったことが実現可能になった、素晴らしい革命だと思います。

対談の様子

対談者プロフィール

教授

京都府立医科大学 小児心臓血管外科 山岸正明 教授

京都府立医科大学 小児心臓血管外科
山岸正明 教授

クロスメディカル

営業担当 石田寿人

営業担当
石田寿人

技術担当 大江和義

技術担当
大江和義